広島の桜、碑めぐりツアーなど
今年の広島も桜が満開の時期を迎えた。
桜が咲いて一番嬉しいのは、毎年この時期から花粉症の症状がおさまること!
ただ今年はちょっと風邪気味なのもあり、まだ少しグズグズしてるけど、やっぱり桜や花が咲いてる景色の中を歩くのは気分がいいね。
車で黄金山へお花見に。
山の上から海側を見下ろすと、手前にマツダの工場、向こうに瀬戸内の島々が見えて独特の眺め。
反対側からは市街地が一望できる。桜も見事だし眺めもよくて、人気の花見スポットなのも納得。
日曜の朝から気合いで作ったお弁当。右側のおいなりと自家製いちごジャムロールサンドが私作。左側のおかずはダンナ作。桜と眺望を眺めながらのランチは格別!
桜だけでなくいろんな花が咲くこの時期。平和公園のチューリップもきれいだった。
実は昨日、生協ひろしま主催の「ヒロシマ碑めぐりツアー」というのに参加してきた。
ついでに桜も楽しめるかななんて期待してたけど当日は生憎の雨でちょっと肌寒い天気。
午前10時から2時間弱、平和公園周りのいろんな慰霊碑、モニュメントなどを見て、ボランティアガイドの説明を聞く。実は平和公園の中にも周りにもいろいろあるなーとは思いつつ詳しい事情は知らないものがほとんどだったし、何度も行ってるのに「ここにこんなのあったんだ」というものもいくつもあった。
碑めぐりツアーとそれぞれのポイントの詳しい内容は以下を見るとわかります。
ガイドさんの説明で一番印象に残ったのは、1960年より前に建てられた慰霊碑には「原爆」など直接的な表現の言葉が入っていないこと。当時敗戦国の日本はアメリカに配慮して、原爆被災の実情や悲惨さを表現することに制限がかけられていたらしい。プレスコードとも言ってた。
被爆した詩人の峠三吉は戦後のGHQ統制下の中、原爆詩集を発表。朝鮮戦争の際、当時の米国のトルーマン大統領が原爆の使用を示唆していたけれども、ベルリンの平和大会に送られたこの詩集が世界で大反響を呼んだ。峠三吉自身は被爆の影響で36歳で亡くなり、彼の誌を刻んだ石碑が平和公園内に置かれている。
重要な真実は、ときには政府の思惑で明らかにされないことがある。
戦後の日本と今の日本とどこが変わったのか、いろいろ考えさせられる。