色楽雪音 〜ゆきねの日記〜

広島で在宅Web仕事しながら日々の徒然を書いていたけど、2013年夏にアラフォーで初出産、以降育児日記中心に。2017年春に旦那の転勤で福岡に移住し、相変わらずパートでゆるゆるワーママ的生活をしている。

保育園と待機児童と働き方について考える

この春からの保育園入園申請してたのに落ちてしまったという嘆きの声があちこちから聞かれる季節になりました。

 

anond.hatelabo.jp

hurray.kinuyoworld.net

 

これは、地域による差が大きいと思う。東京や横浜など人口が増えてる地域は保育園増設してても全然追いつかず待機児童が増えて行く。でも地方は、一部の大都市を除けばそれほど熾烈でもない気がする。

ちなみにうちは広島市内で年度途中の入園だったけどA区とB区両方に申請したらA区が全滅でもB区の保育園に入れた。仕事はパートなのに。

 

「保育園落ちた日本死ね」の記事はタイトルが過激なせいもあってかけっこうバズってて、それに対するアンサー記事も見かける。てかこっちもバズってるみたい。

 

bylines.news.yahoo.co.jp

otokitashun.com

まぁそういうわけで、保育園足りないところにすぐには増やせないし、増やしたところで待機児童はゼロにはならない。

保育園に入りやすくなるなら、今まで働いてなかったけどちょっと働いてみようかなと思う専業主婦もでてくるだろうし、潜在需要が出てきておときた氏が言うようにもうイタチごっこなわけで。

 

でもね、認可保育園以外に預ける選択肢が乏しいことも問題だと思う。

認可外や認証保育園などだと、自治体によっては補助もあるみたいだけど、大抵は保育料ほとんど自腹で高額になり、預けて働いて得る収入の大半が保育料で消えるなんてことになる。

 

ところで私、出産前はフリーランスで在宅仕事してたのよね。このブログもその頃に始めたから最初の頃とは話題もブログの質も変わってしまったけれども。で、臨月直前に仕事を辞めた。産後落ち着いたらまた戻るからちょっとお休みしようなんて考えなかった。在宅とはいえ子供ができたらフリーの仕事は続けられないことがわかってたから。

フリーランスにもいろんな仕事あるし子育てと両立してる人も大勢いるけど私の場合、旦那はフルタイム会社員で平日夜8時前はほとんど家にいない、両親は遠方で子育てを助けてくれる手が皆無という環境。仕事はほぼ100%パソコン(ネット)に向かい、時々クライアントとスカイプでミーティングが入る。子が新生児なら寝てる間にちょこちょこ作業はできそうだけど泣いたら中断だし相手都合で時間設定するミーティングは無理。子が大きくなって動くようになったら仕事邪魔してくるだろうし、一人遊びしてくれても部屋の中荒らされたり危ないことしてたり、基本目が離せない。仕事が中途半端になることより、家にいるのに子ども放置状態になることが無理だと思った。

だから、仕事するなら保育園に預けるしかない。保育園に預けるなら点数低くなるフリーランスやテレワークでなく、パートでもバイトでも外に勤めに行くことが必要だと思った。同じように考えてフリーや在宅の仕事から通勤の仕事に切り替えてるママさんけっこういるんじゃないかと思う。

 

働き方が多様な時代になっているなら、子どもの預け方も多様になるべきだと思う。保育園だけでなく、ベビーシッターや小規模保育など、いろんな預け先の選択肢があって、いずれの選択肢でも何らかの助成が得られるようになっていればいい。そうしたら必要に応じて週に何日か預けたいだけの人や、仕事が夜勤とか不規則な人でも、子どもを預けて仕事を続けられる。だいたい保育料やベビーシッター代が控除の対象にならないことも不思議。国は女性に、働いて子どもも作れ、ただし育てるのにかかる経費は自己責任、子どもが多いほど経費かかるのも自己責任だという無理ゲーを強いてる気がしてならないよね。

 

少子高齢化社会保障の破綻、そんな暗い見通ししかない国で子どもの将来に何を残せるのか考えると暗い気持ちにしかならない。子育てしてる人が負け組になる(気分になる)社会にだけは絶対してはいけないと思う。