ロスジェネの宿命
令和になりましたね。
新しい時代、期待することより将来を悲観せざるをえない現実ばかりを突きつけられる今日この頃。
その悲観せざるを得ない状態を作る一因が少子高齢化。
70歳定年や人手不足。一見問題のようだけど見方を変えればそれほど悲観することでもない。
70歳雇用へ企業に努力義務 政府、起業支援など7項目 :日本経済新聞
人手不足倒産が増えるのは日本経済にとって良いニュース | LIMO | くらしとお金の経済メディア
定年が延びることについては、終身雇用の制度自体が維持できなくなってるわけだけど、そもそもグローバルに戦っていくためには一つの会社に安寧としてるより常に世間に通用するスキルを磨きながらいろんな世界でチャレンジする人が増えた方が会社の新陳代謝もよくなるし経済の活性化にも繋がると思う。
人手不足は働き手にとってはより良い条件の仕事へ移動しやすくなるとか時給が上がるとか、良いことの方が多い。
とは言え。
やっぱりこの先高齢者ばかり増えていけば今の年金制度、福祉や医療制度がいずれ破綻するのは目に見えてるし、人口動態はもう決まっていて避けることができない。
「人口減少」と「高齢化」進む日本のヤバい問題 | 国内経済 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
ここで世代について考えてみる。
私は1972年生まれなので就職氷河期の初期世代にあたり、団塊ジュニアの人口ボリュームゾーンでもある。大学時代はバブルを謳歌する社会人を眺め、いざ社会に出るとバブル終わってたパターン。人口が多い世代なので受験戦争とか常に厳しい競争にさらされ、就職する時は募集が減り始めてたから大企業社員や公務員のような人生安定レールに乗りそびれた人が大量に出た。もう40代後半になるこの世代はいまだに非正規雇用や引きこもりが多いというニュースを目にする。
20年後、自分たちが高齢者になる頃の社会はどうなっているか。
第一次ベビーブームだった団塊世代は80代。大勢の後期高齢者と、もはや社会が支えられなくなった若い高齢者である自分達世代の下は、先細りで少なくなってる。私達世代は、できれば大勢の後期高齢者を支えながら、多くない現役世代の負担を増やさないようにしていく努力が必要だと思う。それが時代に見捨てられたロスジェネの宿命。そうでないと自分達の子供世代、孫世代が、未来に希望を持てなくなってしまう。
なんかどんどん暗い話になりそうだけど、考え方次第。
シナリオがすでにわかってるんだから、早くから対策はできる。政府もようやくいろんな対策に乗り出してるけど、それを待たず自分達も年金に頼らない老後、いつまでも現役でいられる老後に向けて準備していけばいいんじゃないかな。
そのためにいろんな革命を起こせたらいいと思う。社会の常識を変えられたらいい。
そんなことをふと考えて、忘れないうちにブログにしたためてみた。