初めての岩国空港と、新年に首を痛めた話
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
年末年始は千葉の実家でのんべんだらりと過ごしてました。自分でおせちやお雑煮やもろもろ作らなくていいのってラク! 娘と私は一週間、旦那は3日間だけ私の実家に滞在してたけど、明らかに旦那のほうが台所に立ってた。得意で慣れてるのもあるけど、嫁の実家はやっぱり気を使ってしまうんだろうね。
お正月はずっとあったかくてお天気も良かったので娘は地元のいろんな公園に連れて行ってもらって外遊びした。親戚集まっての新年会ではアンパンマンブロックの玩具などもらって大喜び。
ところで今回、行きも帰りも娘と私2人での移動だったので広島と東京を飛行機での往復にした。最初新幹線のチケット予約したけど、娘が膝の上で4時間じっとしててくれるとは思えず、年末年始の混雑時だとデッキに逃げたり多目的室使うということもしにくいだろうことを考えると、乗り換え面倒でも飛行機のほうが無難だろうと。1ヶ月前でも早割の安い便があったので、新幹線をキャンセルして初めてANAで、岩国の錦帯橋空港を使うことにした。
広島市内から広島空港へはリムジンバスで約50分、岩国へもJRで広島から約50分でそこからすぐなので、距離感は変わらない。まだ新しい錦帯橋空港がどんなか見てみたいという期待もあったけど、初めてのルートなので娘連れて彷徨わないよう、事前にシミュレーションした。
しかし。
2歳5ヶ月の娘、距離を歩くには心もとなく荷物もあるのでベビーカーに乗せたけど、岩国駅にはエレベーターもエスカレーターもなかった。電車乗ってる間にベビーカーで爆睡した娘、重いママバッグと娘用リュックとお土産などが入ったエコバッグ(これでも荷物先に送って最小限)、ホームから出口へ行くには階段登って通路渡って階段を降りねばならない。荷物を全部肩に吊るして娘乗ったベビーカーを両手で持ち上げようとしたら、そばにいたおば様が「手伝いますよ」とベビーカーを片方持ってくれた。階段降りるときには見知らぬおじ様とお兄さんが2人でベビーカー持ってくれた。親切な人が多くてほんとに助かった。
ちなみにこういう駅で駅員が手伝ってくれる場合、子供は親が抱っこしてベビーカーだけ運んでくれることになるので(少なくとも広島市内のS駅などでは)、子供が寝てるときは起こすことになり辛い。ベビーカーごと運ぶのを手伝ってもらえるほうが数倍助かる。
飛行機で昼寝してもらうためにお昼は乗る前に空港で食べるのがベストだけど、錦帯橋空港にはレストランがない。売店で買ったものをロビーで食べることしかできないことが事前にわかってたので、お昼は岩国駅周辺で済ませた。でも電車で寝た娘は飛行機で寝なかったけど。それどころかなぜか「ひこーきこわい」と言ってやたら怖がり、私にぴったりくっついて離れなかった。膝の上から動かないので逆に良かったけど。
でも飛行機を降りてからも娘は抱っこ要求で、岩国便は羽田のターミナルで一番遠いところに着いてバスでの移動だったけど満員でずっと座れなかったからしんどかった。乗ったのがスターウォーズジェットだったのでバスの運転手が親切にも「外からも機体をよくご覧ください、左右で色が違います」とか言って機体のまわりをぐるぐる回ってくれて、こっちは早く降ろしてくれーという気分だった。
帰りは羽田から広島空港のルートにしてたので、こちらは勝手がわかってて安心。やっぱり飛行機のときは広島空港のほうが便利だな。でも次回は頑張って新幹線にしようかな。繁忙期でなければ。
ところで元旦に午後からディズニーランドに行ってその翌朝、首が痛くて布団から起きられず、寝返りも打てず、なんとか起きてからも首が回らず左腕が上げられない状態だった。寝違えなんてもんじゃなく、ぎっくり首という感じ。ぎっくり首なんてあるの?と検索したら色々でてきて、症状はほぼ同じ。原因は強い凝りからで、冬になりやすいんだとか。ディズニーランドでは主に旦那が娘を抱っこしてくれてたので、その数日前の荷物&娘抱っこでの移動とかで、首と肩に相当な負担がかかっていたのかも。旦那からは四十肩だろうと言われたけどね。
首の痛みはとれるまで4〜5日かかったけど自然に治った。実家にいるときで良かったかもしれない。
子供が何人もいる人なんかは日頃からもっと負担かかってるだろうから、この程度で痛めるというのはトシなのかなぁ。
まぁでも肩こり首こりが慢性化するとなりやすいみたいなので、定期的にマッサージとか行くか、ヨガを再開するのがいいかなぁ。
11月中旬の帝釈峡、紅葉は終わってたけど、、
ママの働き方について考える
先日、資生堂ショックなるものがネットで、特に私がよく接する子育て系情報ネットワーク界隈で話題になっていた。
“資生堂ショック”とは?各社の報道内容まとめ【日経新聞、AERA、NHK「おはよう日本」】 - マネートーク!
端的に言うと子育て中の時短社員にも正社員と同様のノルマを課して一般の正社員の不公平感をなくし負担を均一化するというもの。業績悪化を改善するためのテコ入れ策らしい。
これを見て、もともとあまりよくなかった資生堂に対するイメージが地に落ちて、もう間違っても買わんという気になった。子育て中の人の負担を増やして女性に優しい企業でいられるわけがない。かきいれ時に美容部員の人出が不足するなんてのはその分人を採用するなりシフトを工夫するなり組織でなんとかできると思う。そもそも時短の人はその分収入も少ないわけで、それなのに他の人と同じ負担を課すとはおかしい。
一応個々人と面談して子育てのヘルプが得られるか聞いて配慮はしてるみたいだけど。そして子育て中の人にも色々いるので、時間の制約を少なくしてよりバリバリ働きたい人も中にはいると思う。
だから時短の人たちを一律にくくるんでなく、その中でも多様な働き方できるのが理想じゃないかなーと思ってる。現実には難しいのかもしれないけど。
子供が病気のときなどに家族の助けを得られるかどうかの違いはものすごく大きい。家族に頼れない代わりに病児保育やベビーシッターを使おうとするととんでもない出費になる。時短だとそもそもの収入が少なくてそんなサービス使う余裕はないので結局自分が仕事を休むしかなくなる。そうして有休をみるみる使い果たすか、パートならその分収入が削られる。保育料の毎月支払額は変わらないので、仕事を休めば休むほど家計が逼迫されていく。それがわかっているから有休を自分のために使う余裕はなかなかない。
私は以前気楽なパートで、週3〜4日勤務なので平日休みの日は子供預けたまままとめて家事したり自分の時間を得たり、または子供も休ませて専業主婦のママ友とランチやお出かけに行ったり、と一見いいとこどりの生活してた。パートながらWebディレクションの仕事もやらせてもらってやり甲斐も感じはじめてた。しかし多忙な時期に子供の病気が続いて(こちらの2015/7/21の記事に書いてたとおり)、私には非常時のヘルプ体制がないため仕事が回らなくなり結果的に辞めることに。
そのあと9月から新しい職を得て勤務するようになったけど、今回はWebディレクションにも制作にも直接的には関わらない。自分のペースで、できる範囲でできる仕事が大半なので、残業もないしストレスもない。今の仕事なら子供の病気で数日休んでもそれほど会社に迷惑はかけない。
でもやり甲斐もない。私はクライアントと一緒にモノを作り上げる仕事でワクワクを感じる性質だったんだけど、ここではそういうことに関われない。その代わり、短時間勤務で残業もなく、幸い通勤も楽なので毎日時間の余裕がある。週末にまとめ家事をする必要がなくなったし、会社帰りにフラッと買い物したりカフェで読書したりもできる。結局トレードオフだなって思ってる。こんな私でも毎月お給料を払ってもらえる、この条件がありがたいし恵まれてるなって思ってる。そのうちまたスリリングなクリエイティブ仕事に戻りたいなとも思うけど、今はこれでいい。
以前東京で仕事してた頃、女性比率が極端に多い職場にいたけど、育休から復帰する女性で輝いてる人が多かった。時短でもできる範囲で仕事に意欲的に取り組んで、家族も大事にして、充実感に溢れてるように見えた人たち。彼女達の能力や人間性が高かったこともあるとは思うけど、当時独身だった私がああいう風になりたいなーと思ったのは事実。
資生堂の時短勤務の人たちはそういう働き方ができるのかな。